ここでは、
公認内部監査人(CIA)試験の合格を目指されている皆さんと一緒に、試験制度の概要とそれを踏まえた
受験学習対策上のポイントを考えておきたいと思います。
試験内容
CIA試験は、次の3つのパートからなり、主な出題概要は次のとおりです。
- パート1(内部監査に不可欠な要素)…主に内部監査の枠組み・基礎知識に関する問題
- パート2(内部監査の実務)…主に、内部監査の実務に関する実践的知識に関する問題
- パート3(内部監査のためのビジネス知識)…経営学理論、会計、ITなどビジネス全般に関する問題
問題は4つの選択肢から1つを選択・回答する形式になっています。
CIA試験は科目合格制度を採用しており、1パートずつ受験するのが一般的な受験スタイルです。
また、パート1→2→3の順での受験が一般的となっています。
CIA資格制度の趣旨と受験学習スタンス
CIAは、企業における内部監査の発展・拡大を企図した資格制度です。
これを踏まえると、CIA試験は、受験生をふるいにかけて落とす試験というよりは、
一定レベルに以上にある受験生を合格させる試験と位置付けておくのが妥当なのでは
ないでしょうか?
では、これを前提にCIA合格のための受験学習スタンスとはいかなるものか?
CIA試験は、各パートともに、250~750ポイントのスケールド・スコア方式に換算され、
合格ラインは600ポイントです。
スケールド・スコア方式とは、ざっくりいえば、全問同じ点数配分ではなく、問題の難易度
に応じて配点に差をつけて採点(得点集計)する方式。
ならば、「多くの受験者が正解している問題を落とさないこと」が大切になるはず。
つまりは、
「難易度が高い問題は間違えてもダメージは小さい」が、「低い問題を間違うとダメージ大」
ということ。
というわけで、受験学習は、
基礎・基本問題で確実に得点できることを最優先すべき!なのです。
CIA試験ウラばなし
真実かどうかは不明ですが、合格者・受験生の間では次のようなウワサばなしが流れています。
- 数多くの問題ストックの中から、ドメイン(試験分野)ごとに問題が出題されるので、
過去問がそっくりそのまま出ることがある。 - 同一カテゴリー問題が、固まって出題されることがある。
⇒基礎・基本問題はまんべんなく正解できるように、苦手分野を作らない。 - 新設された問題で極端な悪問については、次回以降から採点評価の対象外になることがある。
⇒やはり、基礎・基本問題を正解できることが大切!
以上、ウワサばなしですので、あくまでもご参考として。
(記事:公認内部監査人資格保有者)
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